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2019年9月10日公開【ゲスト水生大海】十年前にデビューしたときと今とおおきく違うと感じたことは?【鈴木輝一郎小説講座動画ダイジェスト】(2分28秒)
2019年9月10日公開【ゲスト水生大海】十年前にデビューしたときと今とおおきく違うと感じたことは?【鈴木輝一郎小説講座動画ダイジェスト】(2分28秒)
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何年かぶりに読む曽野綾子『心に迫るパウロの言葉』
曽野綾子『心に迫るパウロの言葉』(新潮文庫)
何年かぶりにぼちぼち読み返してます。1日1章ぐらいのペース。初めて読んだときは教会に通う前。受洗してあれこれ学んでから読み直すと、最初に読んだときとは違う発見はあります。
本書は初版平成元年。30年前かあ。
いまでは信じられないだろうけど、本書が出た当時は、マスコミは左翼思想と自虐史観が中心で、「日本はすごい国なんだ」といった論調を展開するのは難しかったんだよね。あと、「どんなことでも政府が悪い」という時代だったし。
いつの間に手放しで日本礼賛が言われるようになったり、自己責任論が言われるようになったんだろう。
今日は「耐えられない試練はない」という箇所。
まあ、あいかわらず聖書のここのところはいつも「本当か?」って思いますよねえ。いちおう受洗しているものの、私利私欲と煩悩のカタマリのままなんで、聖書はいつもひっかかったり、まったく何もひっからなかったりするんだけど、ここは特に。
ま、信仰は常に現在進行形で、受洗したらすべての疑問や煩悩から解放されるわけじゃない、ってことは、受洗して10年を経て、なんとなくわかってきはしたけれど。
石井和義「どるから」は武道ビジネス書でござった
海からの贈物アン・モロウ・リンドバーグ 知らない名著ってものがある
海からの贈物アン・モロウ・リンドバーグ
新潮社改版 (1967/7/24)
超超超超収穫。大西洋横断のリンドバーグの奥さんのエッセイ──というか、人生論というか哲学書というか。
休養をとったか何かで、たぶん旦那さんと二人で静養した島で、いろんな貝殻をメタファーにして思索を綴った本。
波瀾万丈な人生を送った人ですが、そこらへんの話は出てきません。
「未来への競争で現在は脇へ押しやられ、自分から離れたことが取り上げられ」とか、まあ、そんな感じのつぶやきが続く本です。
奥付をみたら、昭和42年に初版が刊行され、平成16年に改版、平成17年に77刷。息長く売れている、古典の名作という種類の本なんですが、先日、知人に教えてもらうまで存在すら知らなかったっす。
まあ、世の中、自分の知らないことのほうがはるかに多いなあ。
ヒトラーの正体 桝添要一は選挙権がある人必読でござる。
これは超超超超収穫。とてもわかりやすい西洋現代史の入門書です。現代政治に通じるところが多いんで、選挙権のある人は目を通しておいたほうがいいっす。
「ヒトラーとナチスが、合法的に、正当な法的手続きと経て独裁者になった」ってのはよく知られるところですが、そのプロセスって、意外と検証されてないんですよね。要するに「ナチスがやったいいこと」を列記することになり、微妙感が漂ってしまうからなあ。
まあ、それにしても、現代日本と酷似しているのがなんとも。日本と違うのは、日本人は強烈なカリスマを好まない、ってところがあことかなあ。
ともあれ、選挙権がある人は、読んでおいたほうがいいっす。