小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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鈴木輝一郎小説講座の講座名を変更しました

2019年9月10日午前10時4分鈴木輝一郎小説講座の講座名を変更しました。
 
先月なかばぐらいから受講生の新規申し込みが激減した。一昨日、チェックしてみたら検索に講座の申し込みページがひっかからなくなっていた。
「おかしいな?」とおもってよく見てみると、講座名が「娯楽小説の書き方」だけで、ぼくの名前が入ってない。これでは検索かけてもヒットしないのは当たり前だよね。
 
で、ぎふ中日文化センターにお願いして、講座名を変更してもらいました。
旧)「娯楽小説の書き方」
新)「娯楽小説の書き方・鈴木輝一郎小説講座」
 
ま、それはそれとして、原稿に戻る。
 

2019年9月10日公開【ゲスト水生大海】十年前にデビューしたときと今とおおきく違うと感じたことは?【鈴木輝一郎小説講座動画ダイジェスト】(2分28秒)

2019年9月10日公開【ゲスト水生大海】十年前にデビューしたときと今とおおきく違うと感じたことは?【鈴木輝一郎小説講座動画ダイジェスト】(2分28秒)

youtu.be

@YouTubeさんから

鈴木輝一郎小説講座は全国屈指のプロデビュー率。受講受付随時。ネット対応で世界中どこからでも受講できます。
受講受付随時 電話 0120-670-877 受付時間 10:00~18:30 担当 大海

www.chunichi-culture.com

「知らない相手に電話するのは抵抗ある」という人のためにネット申し込みにも対応しています。Web受付はぎふ中日文化センター>新規会員登録からどうぞ

http://www.chunichi-culture.com/center/gifu/

鈴木輝一郎小説講座動画ダイジェストチャンネルはこちら>

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鈴木輝一郎公式サイト

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何年かぶりに読む曽野綾子『心に迫るパウロの言葉』

曽野綾子『心に迫るパウロの言葉』(新潮文庫
何年かぶりにぼちぼち読み返してます。1日1章ぐらいのペース。初めて読んだときは教会に通う前。受洗してあれこれ学んでから読み直すと、最初に読んだときとは違う発見はあります。

本書は初版平成元年。30年前かあ。
いまでは信じられないだろうけど、本書が出た当時は、マスコミは左翼思想と自虐史観が中心で、「日本はすごい国なんだ」といった論調を展開するのは難しかったんだよね。あと、「どんなことでも政府が悪い」という時代だったし。
いつの間に手放しで日本礼賛が言われるようになったり、自己責任論が言われるようになったんだろう。

今日は「耐えられない試練はない」という箇所。
まあ、あいかわらず聖書のここのところはいつも「本当か?」って思いますよねえ。いちおう受洗しているものの、私利私欲と煩悩のカタマリのままなんで、聖書はいつもひっかかったり、まったく何もひっからなかったりするんだけど、ここは特に。
ま、信仰は常に現在進行形で、受洗したらすべての疑問や煩悩から解放されるわけじゃない、ってことは、受洗して10年を経て、なんとなくわかってきはしたけれど。

 
 
心に迫るパウロの言葉 (新潮文庫)

心に迫るパウロの言葉 (新潮文庫)

 

石井和義「どるから」は武道ビジネス書でござった

石井和義どるから1~3
これは超超超超超収穫。コミックです。
K1をはじめた石井館長が急死して魂が空手道場をやっている女子高生の身体に転生しうんぬん、という話。
「経営としての空手」って視点から描かれていることに意表を突かれました。格闘マンガ以上に、ビジネス書としてよく出来ています。面白いっす。
 
どるから (1) (バンブーコミックス)

どるから (1) (バンブーコミックス)

 

海からの贈物アン・モロウ・リンドバーグ 知らない名著ってものがある

海からの贈物アン・モロウ・リンドバーグ
新潮社改版 (1967/7/24)

超超超超収穫。大西洋横断のリンドバーグの奥さんのエッセイ──というか、人生論というか哲学書というか。
休養をとったか何かで、たぶん旦那さんと二人で静養した島で、いろんな貝殻をメタファーにして思索を綴った本。
波瀾万丈な人生を送った人ですが、そこらへんの話は出てきません。
「未来への競争で現在は脇へ押しやられ、自分から離れたことが取り上げられ」とか、まあ、そんな感じのつぶやきが続く本です。
奥付をみたら、昭和42年に初版が刊行され、平成16年に改版、平成17年に77刷。息長く売れている、古典の名作という種類の本なんですが、先日、知人に教えてもらうまで存在すら知らなかったっす。
まあ、世の中、自分の知らないことのほうがはるかに多いなあ。

鈴木輝一郎

http://www.kiichiros.com

 
海からの贈物 (新潮文庫)

海からの贈物 (新潮文庫)

 

ヒトラーの正体 桝添要一は選挙権がある人必読でござる。

ヒトラーの正体 桝添要一 小学館新書
小学館 (2019/8/6)
これは超超超超収穫。とてもわかりやすい西洋現代史の入門書です。現代政治に通じるところが多いんで、選挙権のある人は目を通しておいたほうがいいっす。
ヒトラーナチスが、合法的に、正当な法的手続きと経て独裁者になった」ってのはよく知られるところですが、そのプロセスって、意外と検証されてないんですよね。要するに「ナチスがやったいいこと」を列記することになり、微妙感が漂ってしまうからなあ。
まあ、それにしても、現代日本と酷似しているのがなんとも。日本と違うのは、日本人は強烈なカリスマを好まない、ってところがあことかなあ。
ともあれ、選挙権がある人は、読んでおいたほうがいいっす。
 
ヒトラーの正体(小学館新書)

ヒトラーの正体(小学館新書)

 

水生大海「最後のページをめくるまで」を読みのがすな

超超超超超収穫

推理小説短編集。「使い勝手のいい女」は超超超超超超収穫。「登場人物が全員嫌な奴」という作品。この著者は「嫌な人間」を描くのが本当にうまい。

 

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