小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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『高倉くんには難しい』はわれらアスペルガーの救済マンガでござる

同業者知人が絶賛していたんでさっそく読んで悶絶しました。人前で読んではいけません(^_^;)
「不器用ですから」の主人公の高倉健(たかくらたける)君の物語なんですが、いやもう、騙されたと思って読んでくださいな。
いやぁ、柔道部の回の「この差し手、ただものではない」もすごかったけど、マワシで笑い死にしそうになりました。
何より、はじめのほうではみんなに避けられてた高倉くんが、後半、世話やきたい女子の群れに囲まれるところが。そうか、母性をくすぐられるのか…
突き抜けたキャラクターは物語をつくる、って典型的な話。推理作家的には、この高倉君を探偵にしたてて、とか思うんだけどね。
高倉くんには難しい 1 (ボニータ・コミックス)