小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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大阪創作サポートセンター講義「作家で30年生き残る方法」まとめ

大阪創作サポートセンター講義「作家で30年生き残る方法」まとめ

動画(非公開・自分用の控えなので、公開の予定もありません)をチェックし終えたのでその反省ね。

2019年4月13日午後6時-8時 エルおおさか
クローズドの講義。
この直前、神戸で公開講座をやっているんで、「座ったままだと絶対に話しながら寝る」と踏んで立って講義をしたんだが、これは正解。立って話している姿をカメラでみると、居丈高全開ではあるけど。

技術的なトラブルはなし。

受講生は30人ぐらいかな? 自分の講座ではリアル受講生はせいぜい4-5人なんで、このぐらいたくさんリアル受講生がいると、どこを向いて話したらいいか迷ってるよね。

小説講座の講義で「デビューしたらすること」という演目もどんなものかと思わんでもないけど、まあ、ある日突然するもんだしね。

「名作を書くために最も必要なのは、目の前の1冊を売ること。チャップリンは『次作が最高傑作だ』と言った。つまりチャップリンは次作が必ず約束されていたのだ。我々には、売れなければ次はない」

「デビューした瞬間のあなたの読者は何人いるか? ゼロだ」

「デビューしたら真っ先にすること、それは自分の本を印税天引きで200冊ぐらい買って手元に置いておくこと。
 自著は仕事をする上で、いろいろ使える最も重要なツールだ。ただし、すぐに断裁処理されて消滅するので、刊行された瞬間に自分のぶんを押さえておくことが重要」

とかそんな話。
小説講座なんだけど、小説の書き方についてはほとんどしなかった。そこらへんはほかにいい先生がいくらでもいるからね。

事前にA6のメモ用紙に書き溜めておいたものを組み立てて準備しておいたんで、立ち往生は避けられた。準備は大切。

「自分買い200冊、って多いように思うんですけど」という質問に「ああ、これは『ぼくはそうしている』というだけで、別にやらなくていいです(会場笑)、消えるのはぼくじゃないんで(会場凍)」という具合。あいかわらず、言いたいことを言いたい放題言うのは治ってない。

関西公開講座の動画のチェックはまたあらためて。