小説家鈴木輝一郎のはてな日記

公式サイト(http://www.kiichiros.com)のブログ版です

2019年3月22日万年予選落ちの人たちの明らかな傾向

2019年3月22日11時46分小説講座の提出原稿の山を崩してつくづく思うこと

以前はしつこく「きちんとやってゆこう」という話をしていたんだけど、この2~3年前から、あれこれ言うのをやめました。
本人がその気にならなければ、尻を叩いてもなにもかわらない。
本人が「なんとかしなきゃ」と痛感する時を待つ、という感じですな。

1)「とりあえず中学国語のおさらいをしましょう」という話をしたとき、中学校の国語ドリルを後回しにする人は、ずっと万年予選落ちからあがれない

2)筆力と身辺雑記メールの面白さはだいたい比例する。進行報告メールで「何枚書いた」としか書かない人は、万年予選落ちからあがれない

3)身辺雑記メールがおもろい人は、キャラ立てとディテールはしっかりしてる。ストーリーや着想は別物なので、メールが面白いからといって作品が面白いとは限らない

4)他の受講生の作品講評動画を観ていない人は万年予選落ちからあがれない。なぜ観ていないのがわかるか? 動画のなかで話したことを質問してくるからさ。

5)メールの頻度と筆力は比例する
おおむね月1回の進行報告メールとか身辺雑記メールをするように話はしてるんだけど、間遠になってくるにつれ、予選を通ってた人が予選落ちしはじめる。

まあ、はっきり言うと「人の話を聞かない、やりたくないことはやらない」って人はずっと予選落ちのまま、ってことですな。

ただ、「人の話を聞かない」のは、必ずしも悪いことではないんで、そこいらが「尻を叩かず時を待つ」理由でもある。
素直に人の話を聞くような人物なら、そもそも「小説家になろう」って発想して行動はとらないからねえ。

ともあれ午後からは自分の原稿。