2017年11月14日(火)十万円の時計はおあずけ。
写真は二十年前、推理作家協会賞の正賞で貰ったモバードの腕時計。
裏に「第47回日本推理作家協会賞 鈴木輝一郎殿」と刻印してある。推理作家協会の会計報告で11万円ってのが判明している。ネットでチェックすると上代はおおむね20万円相当。このモデルはいまでは廃番になってます。
ながらく額にいれて飾っていたんだけど、さすがにいつまでも飾っておくのもいじましいというか、もうそろそろ上代20万円の時計を身につけてもバチは当たらんトシだろうと額から取り出し、オーバーホールにだした。
待つこと一ヶ月。今日、届いたのでさっそくいそいそと箱から出して時間を合わせてみた──けど動かない……なにせ秒針がないうえ、ごらんの通り、十二時の位置の丸以外なんにもないので、すぐには止まっていることもわからない。
まあ、良心的な修理店で、「保証期間内に異常が出たら返送ください」と着払いのクロネコヤマトの伝票がついていたんで、担当者に電話して動かない旨、連絡をいれて返送。
なにせ、23年前にもらって以来、一度も腕に締めたことがないので、はたして動くかどうか。せっかく楽しみにしてたのにね。再起不能だったらモバードの別のモデルを買おう。このモデルは別格だけど、ふつうのモバードは「そう高くないけれどそれなりの場所に締めていっても恥ずかしくない程度のランク」だそうなんで。