小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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小説新人賞の多さに驚いている2017年4月7日土曜日。

2017年4月7日土曜日
朝4時半に起床し、講評作品の目通しとレスポンス。
風呂はいって髭そってジャケット羽織って垂井町福祉施設『あゆみの家』の創立式典へ。
ルーテル教会が経営している(正確にはぜんぜん違うんですが、話すと長くなるんで)んで、式典前の礼拝の聖歌隊の賛美の奉仕です。

午後からは仕事場にこもってひたすら鈴木輝一郎小説講座の受講生からの提出原稿の目通し。まあ、読んでも読んでも終わらないっす。
提出原稿は目を通してレスポンスと今後の進行について指示を出したあと、著者名や応募先(うちの講座は「講座の課題原稿」ってものはない。「書いたら必ず新人賞に出す」「講評は書き上げて新人賞へ投函をすませてから」って具合)をエクセルに整理してゆく。

一昨年あたりから受講生が急に増えたんでエクセルで整理しはじめたんだけど、ついでなんで、出版社主催の新人賞のリストをぼちぼち作っているんですが──こんなにたくさんあるの? 新人賞って、と。
ラノベの新人賞は2016年の時点で21点、ラノベは本賞以外に金賞や奨励賞などがあるので、新人賞の受賞者は104人をかぞえる。一般公募の新人賞もそのぐらい、と思ってたんだけど、もっと多くなりそう。これはきちんと整理するけど。
一般文芸は本賞以外でのデビュー枠がある賞は比較的すくないかわり、受賞すると必ず受賞作が刊行されるという面がある。

それにしても「鈴木輝一郎小説講座は新人賞の受賞者が圧倒的」って言ってるんだが、こんなにたくさん新人賞があるんだったら、そらぁ毎年誰かは受賞するわなあ、と痛感することしきり。

ぎふ中日文化センター(講座の事務をおねがいしてます)から鈴木輝一郎小説講座の受講生についての連絡。
今月の鈴木輝一郎小説講座の在籍者は106人。そう書くと凄そうだけど、月ごとに10人前後の増減がある。毎回、びっくりするぐらいのペースで辞めてゆく。eラーニングのシステムの限界ではある。
受講生のモチベーションをどうやって維持するかは難しい問題。ライブ感を出すために生中継を導入したりしてるんだけどね。

自分の原稿。
歴史小説『食えない奴ら(仮)』に着手してるんだけど、これ、登場人物の多くが生没年不詳でけっこうたいへん。
キーマンのひとりが、重要なくせにまったく履歴がわからず、ある日突然歴史にあらわれて突然消えている。しゃあないんで履歴をゼロからつくらにゃならん。まあ、ここで手を抜くとあとで泣くはめになるが。

ま、それはそれとして、これから薬物依存症自助グループ・ナルコティックアノニマス(NA)のミーティングに行ってくるでござる。NAとダルクの関係の話はまたいずれ。


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