小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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3年半独学でラノベ新人賞を狙って最終まで行って諦めた人の正否

『3年半ラノベ新人賞受賞をめざし、最終選考で落選して諦めるまでの経験をまとめてみた。』

http://smug.hatenablog.com/entry/light-novel


ってブログの記事があって、面白く読みました。

この人、鈴木輝一郎小説講座にきていればこの半分ぐらいの期間で受賞できたかな? 
手法としては間違いない。ラノベをなめくさっているように見えて、実はちゃんと戦略は立ててるし、やるべきことはちゃんとやってる。

もっとも、ラノベは小説技術的にレベルが高い。ラノベは読みやすいから誤解されがちだけど。
この人がうちの講座にきていたら一般文芸のミステリを勧めましたね。一般文芸だと「マニアック」はむしろ歓迎されるんで。

こうしたマーケティングの手法で原稿を書くなら、新人賞よりは小説投稿サイトのほうが向いているかな? まあ、わからずに言ってるわけですが。

3年半で諦めた由。ちょっと惜しい気がするけどね。
この筆者は現在三十代前半。一般文芸だと若手の部類なんで、乱歩賞あたりにシフトチェンジすれば、まだ余裕で間に合うんだが。
ま、技術は教えられても気力は教えようがないので、運っちゃ運なわけだが。

smug.hatenablog.com