小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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2016年10月23日(日)宮下奈都さんのトークショーを聴きに名古屋

宮下奈都さんのトークショーを聴きにジュンク堂ロフト名古屋店へ。

定員50席が満席。8割がた30代から40代の女性。

トークショーの内容については宮下さんの著作物なのでパスね。

いちばん痛感したのは、

「読者は著者の鏡(鑑ではない)なのだなあ」

というところ。しかも「ふつうの」「常識的で」「人柄のよさそうな」かたがほとんど。

ぼくの講演仕事のときのお客さんは「濃い」かたが中心だったりするので。

 

もうひとつ驚いたのは、ジュンク堂のイベント(正確には『ブックマーク名古屋』という、名古屋の書店ぜんたいのイベントらしいんですが)にもかかわらず、他の書店から応援が出ていること。

他の地域で同種のイベントをやろうとすると、「どうしてあそこでやってうちではやらんのだ」といった話が他の書店からきたり、おおっぴらにクレームをいれなくても、他の書店のイベントに人を派遣することはまず考えられない。

名古屋の土地柄ってすごいなあ、と感心することしきり。


羊と鋼の森

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