小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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イタリア製の1960年代日活任侠映画でござった「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

2018年1月5日

クラウディオ・サンタマリア「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」観了、感想。
超超超超収穫。圧倒的に面白かった。
ただし、これ、アクションでもヒーローモノでもない。売り方がミスリードだろ。1960年代の日活やくざ映画だろ。暗いし、救いもないし、観てて痛いし。ドラッグとバイオレンスなんていつの時代の映画だ。ショーケンの「俺たちは天使だ」もこんな感じだったなあ。
悪役のヤク中の兄ちゃんが凄い。ヒロインが明らかに性犯罪被害のトラウマで精神障害を引き起こしてるんだが、フラッシュバックしたときの演技が圧倒的。
明朗快活なヒーローモノを期待してはいけません。でも、いっぺんは目を通しては。
DVDは下記から。ネット配信レンタルはまだの模様。

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