小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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【新人賞応募向け】Word2013での原稿用紙換算マクロと組み込みかた・使い方

【新人賞応募向け】Word2013での原稿用紙換算マクロ

鈴木輝一郎小説講座の受講生から「400字詰め原稿用紙換算枚数」とありますが、どうしたらいいですか?という質問をけっこう受ける。

そういえばWordで400字詰め原稿用紙換算マクロがあったなあ、と思いだし、ググってにらめっこしてWordに原稿用紙換算マクロの組み込んでみました。

※マクロの組み込み方
下記に書いてあるのはなにせWord2003なんでツールバー関係の情報がちと古い。
Word2013でもこのコードはそのまま使えるので、
表示>マクロ>マクロの表示
とアクセスし、「マクロ名前」に「原稿用紙換算」と入力して「作成」か「編集」をクリックすると編集ウィンドウが出てくるので、下記のコードを貼り付ける。

  Dim rng    As Range
  Dim doc    As Document
  Dim lPageCount As Long

  Application.ScreenUpdating = False

  Set rng = ActiveDocument.Range
  rng.WholeStory
  rng.Copy
  Set doc = Documents.Add(DocumentType:=wdNewBlankDocument)
  doc.Range.Paste
  With doc.PageSetup
    .CharsLine = 20
    .LinesPage = 20
    .LayoutMode = wdLayoutModeGenko
  End With
  lPageCount = Selection.Information(wdNumberOfPagesInDocument)
  doc.Close SaveChanges:=False

  Set rng = Nothing
  Set doc = Nothing

  MsgBox "(・∀・)ノ原稿用紙(400字): " & CStr(lPageCount) & " 枚", _
      vbInformation

貼り付けたら、
ファイル>Normalの上書き保存
を選択してウィンドウを閉じ、これで組み込み終了。

※使い方
ツールバーのマクロ>マクロの表示>実行
でも20字×20行の原稿用紙換算はできる。

ただ、面倒なんでショートカットキーを設定しましょう。
ファイル>オプション>リボンのユーザー設定>ユーザー設定
でショートカットキーの設定が出るので、
そこから、
マクロ>原稿用紙換算
を選択し、割り当てキーを決める。CtrlとEを同時に押すと「現在のキー」に「Ctrl+E」が表示されるので、「割り当て」を押して「閉じる」でおしまい。

ここまでやってしまえば、あとは「Ctrl+E」を押せば一発で原稿用紙換算で何枚、ってのが出るようになります。

Wordは原稿の執筆用としてはきわめてつかいにくいワープロで、執筆よりもむしろ原稿の整形用にしかつかえないけれど、応募前に原稿用紙枚数のチェックに必要なので。

ちなみに、このマクロの出典元は下記のサイトから。
なんのためにこれを書いているか?
やりかたを忘れたときの自分の備忘のためです。

鈴木輝一郎小説講座

oshiete.goo.ne.jp