小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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『エレメンタリー』にみるアメリカの薬物依存症事情の身近さ

今朝、ポールウォーキングを1時間。自宅に戻ったら万歩計を忘れていたことに気づいて無力感。おおむね6300歩なのは動かないんで構わないっちゃ構わないんだけどさ。

ジョニー・リー・ミラー『エレメンタリー4』を1エピソード観る。

薬物依存症治療は、

1)精神病院または刑務所で薬を抜く

2)ダルクなどの中間施設で社会生活へのリハビリをする

3)NA(ナルコティック・アノニマス)に参加し、断薬状態を維持し続ける

というプロセスを経る。

『エレメンタリー』のホームズは現状「3」にある。シリーズ4の直前にいったんスリップ(薬物を使うこと)しているけれど、これはよくある話。

それよりも、NAのミーティングや薬物依存症者が一定期間断薬しているときに襲われる、「薬を使わない生活とは、こんな退屈なものなのか? 望んでいたのはこんな生活だったのか?」という心理だとか、ものすげえリアルでびっくりしますな。

──というか、日本でこれをやっても「あるある」と同調する視聴者はほとんどいない。それほどアメリカの薬物汚染が深刻なんだと思うところしきり。

 

amzn.to