小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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尾崎衣良「深夜のダメ恋図鑑」1-3(小学館)は男のスネの傷に塩を塗りつける本だった

尾崎衣良深夜のダメ恋図鑑」1-3(小学館)読了、感想。コミックです。
超超超超収穫でござんした。「ダメ恋」というよりは「ダメ男図鑑」に近いかな?
Amazonのレビューは糞味噌に書いてあるけれど、糞味噌に書いてるのは絶対男だよなー。
土下座して彼女に謝るダメ男に「コイツの土下座になんの価値が」とか言ってのけたり。
「あるある」ネタというより「やったやった、アイタタタ」と古傷をえぐられて塩を塗られるようなエピソードが山盛り。まあ、痛いおっさんなので身に覚えのあるダメ話ばかり。
四十歳独身が二種類出てくるが、「お前から金をとったら何が残るの」と指摘されて絶句するほうはまだ救いがあるかな? 女性を子供を産む奴隷としてしか見てないほうは、自分のどこが悪いか、絶対自覚してないよね。
お近くの書店で簡単に入手できると思います。
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