小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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証券会社はじーさんの壮大でしょぼい介護施設なのではないか。

昨日、岐阜の証券会社に足を運んで、株のみなおし。
博才はまったくないんで、株は現物で買ったまま死蔵し、年に二度の配当を地味に楽しみにしている程度なんだけどね。
30年ぐらい前に買って、塩漬けになってた電力株の組み直し。資産株で、大して動かないかわりに着実に配当を産み、消えないことだけが取り柄だったんだけどね。
あと、オンラインに対応していない時代に口座を開いたので、ネット取引が可能になるための手続きとか、配当などの振込先の変更手続きとか。
 
バブルが弾けて、これ以上安くならないだろうと思って買った東京電力、2300円で買ってたのが判明して脱力。いま420円を前後してる。どんだけ損してるんだ。
 
あと、そのほかの無配当の電力株を売って、配当がそれなりにあって倒産しなさそうな大きなところを窓口で探してもらう。
「いまトランプ景気で株も高値が続いてまして」
「○○は安定して配当もいいのですが、トランプさんの政策いかんによっては暴落の可能性も」
「んーっと、アメリカに工場あったんじゃない?」
「ところがメキシコにもあるんですよ」
「んじゃ、どうなるかわかんねえな」
なんだか世界を動かしてるような会話なんだけど、タネ金がそもそもパチンコに毛がはえた程度のものなんで、バカバカしい気分が先にたってきた。窓口の人もそうだろう。
 
とりあえずケイ線見せてもらって、売り飛ばした無配の電力株でそのまま買える、安定した会社で配当のある奴に乗り換え。
それにしても、証券会社でじーさんたちがタムロしてる理由がわかるような。
 
証券会社の窓口の女性は聞き上手で頭の回転も早く、吹けば飛ぶようなタネ金の扱いで天下国家の話(まあ、株価と政治経済は金額の大小とは無関係に切り離せないものだけどさ)をしてると、たしかにジジイ心は燃えるわな。
男の高齢者は天下国家の話をしたがるもんだしねえ。