小説家鈴木輝一郎のはてな日記

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小説家の講演をみて学んだことと実行することと高橋メソッド

明後日の講演用のPC、以前ビンゴで当てたスティクPCを動作させてみたんだけど、持ち物リストをつくってみるとコネクタの多さにうんざり。これ、撤収時にぜったいに一本は紛失するね。最悪の場合、持ってゆくのを忘れたりとか。

念の為にオフラインのXPのネットブック(死語だ)を動作させたら動いた。2008年製。

充電をしてみて、動作するようならこちらにすることに。これだとモニターケーブル一本で済む。

アナログポートしかなく、HDMIに対応していないから、現場のプロジェクターに対応しているかどうかはバクチだけどね。動作しなかったら現場でPCを借りる。

 

講演のスライドは結局370枚強。これを90分でパラパラやる。

同業者の講演やトークショーをみて学んだことがいくつかある。

1)講演はやっぱり見た目がいちばん。衣服は舞台衣装。

2)内容の良し悪しと眠気は関係ない。ものすげえ勉強になるトークショーでも寝るときは寝るが、ちとアレなときでも演者が美人だとまったく寝ない。ただし鈴木は美人ではないので対策の立てようがない。ヅラをかぶって若く見せると男は逆効果。

3)パワポで会場を暗くすると客は寝る。

4)対談だと客は寝ない。

5)有料イベントだと客は寝ない。

6)気をつけないと鈴木自身が講演しながら寝る(本当だから笑いごとじゃない)

7)アドリブで笑いをとるのは不可能。

8)人は耳から心地よい刺激があると寝るが、目からの刺激が忙しいと寝ない。

9)練習は重要。ただし練習は丁寧に。本番で飽きないように。

 

高橋メソッドで大量のスライドをパラパラやると客席はほとんど眠らないことはわかった。

もっとも、高橋メソッドだと客層の変化に対応できないが、よく考えたらアドリブなんてできないので客層の変化に対応することを考えることそのものがナンセンス。だわな。

 

ともあれ、連結したスライドを紙にプリントアウトして時間を割り振り、時計をみながらリハーサル。

ほぼOKなのでパワポをパッケージ保存してUSBとSDカードに突っ込んで、これで講演の準備は済み。

 

「たかが45人しか来ない講演に力みすぎ?」いや、ここで手を抜くと痛い目に遭うんで。人数の問題じゃない。どんな仕事でも、ひとつひとつ、丁寧にやっておかないと。才能がないぶん、なんとかしないとね。

でかいプレゼン 高橋メソッドの本

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