なぜ2017年の小説新人賞は「受賞作なし」が頻出しているのか
正式発表があったから明かしてもいいですね。鈴木輝一郎小説講座の受講生が第39回小説推理新人賞の最終に残りました。選には漏れましたが、今回は受賞作なし。よく健闘したでござる。
Twitterに横溝正史ミステリ大賞や江戸川乱歩賞など、片っ端から「受賞作なし」が続いている事についてtweetが流れてきた。
鈴木輝一郎小説講座での実感と経験、TwitterやYouTubeのPV動画のアクセス解析などからはっきりわかる原因はある。
各新人賞が軒並み低調なのは当然だろうと思う。いちばんの理由は三つ。
1)目先の傾向にばかりとらわれて小手先の対策ですませている。
「傾向と対策」には熱心だけど、「自分の偏差値」を指摘されると怒るか泣くか筆を折る。
2)ストーリーやプロットばかり気にして登場人物に無頓着。
PV動画で「プロット」とか「アイデア」というタイトルには敏感に反応するが、人物造形の話などの話題のアクセスは低い
3)伝えたいことが不明瞭。
梗概をみただけでも何が書いてあるかわからない。
ぼくは批評家ではないので、批評するよりも「こうしたら受賞する」という話を。
1)日本語を勉強しなおす
中学国語の問題集を解いてみる。文法と読解力の問題集を解く。
2)刑法・刑事訴訟法に目を通す
ミステリは刑法犯罪の物語だということを忘れがち。
3)登場人物の設定表・履歴書をつくる
キャラが立つとか立たない以前に、「キャラを考えていない」例がほとんどなので。
これだけでなんとかなる。
なぜなんとかなると断言できるか? ふつうはやらないからだ。
2017年6月24日の講座動画&音声を一斉配信しました。確認してください。
●業務連絡(2017年6月25日記)
鈴木輝一郎小説講座受講生のみなさんへ
2017年6月24日の講座動画&音声を一斉配信しました。確認してください。
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【ゲスト逸木裕】執筆の効率化をはかるには【鈴木輝一郎小説講座動画ダイジェスト】
PHPプログラムを使って効率的に応募原稿を書く方法、って話。このパートは時間のつくりかたが中心。
受講受付随時 電話 0120-670-877 担当 川島
鈴木輝一郎小説講座は全国屈指のプロデビュー率。受講受付随時。ネット対応で世界中どこからでも受講できます。
受講受付随時 電話 0120-670-877 受付時間 10:00~18:30 担当 川島
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「知らない相手に電話するのは抵抗ある」という人のためにネット申し込みにも対応しています。Web受付はぎふ中日文化センター>新規会員登録からどうぞ
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2017年6月24日鈴木輝一郎小説講座の講座通信を一斉配信しました。
鈴木輝一郎小説講座受講生のみなさんへ
2017年6月24日の講座通信&ゲスト講師・秋山香乃先生への質問票&臨時公開講座のお知らせを一斉配信しました。確認してください。
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ポルトガル語でPCのセットアップしたでござる(自慢話につき注意)
ブラジルのルーテル教会の牧師先生が研修のために大垣ルーテル教会にきた。
とりあえず電話とネットは不可欠。
10ヶ月の短期研修なんで、SIMカードをごちゃごちゃやるよりもプリペイド携帯がいちばんリーズナブルってことになって、ソフトバンクのショップで手配。
これは一昨日の日曜、牧師先生をショップに連れていって受け取り。
で、次はPCのセットアップ──というか、ネットにつなぐだけですが。
ただ、PCをあけて狼狽。システムがポルトガル語…英語ならまだわかるんですが。
それでなくてもネットの設定なんてそうしょっちゅうやるものじゃないんで、結構忘れているのに(^_^;)
ともあれLANケーブルつないだんだけどうんともすんとも言わない。
原因をひとつずつチェックしてみると、牧師先生のPCのインターフェイスまわりがけっこうボロい。話をきいてみると8年前に買ったPCだそうだ…LANケーブルのコネクタが壊れてるらしい。
これは教会でだれかから余ってるPCを借りなきゃならんか、と思ったんだが、PCをみたらどうも無線は受け取る。ためしにぼくのモバイルWi-Fiでやってみたらつながる。
だもんで、Wi-Fiルータをamazonで手配して今日。
ルータの説明書は日本語だけど、PCがポルトガル語。とにかく、プロバイダに繋いでルータと接続成功。
牧師先生はスマホも持っていて、スマホもWi-Fiにつなぎ、これで牧師先生は本国とのやりとりもクリア。
それにしても、ポルトガル語ばかりで何が書いてあるのかさっぱりわからないPCをあけて、故障箇所を特定して、いちばんリーズナブルな対策を立て、接続までこぎつけた。
だれも褒めてくれないから自分で褒めるが、俺ってけっこうすごい。
それはそれとして、ルーテル教会は牧師になるのがけっこうたいへんで(語学だけでも英語・ドイツ語・ギリシア語・ヘブライ語が必須なんだぜ)優秀な人が多いんだけどさ。
牧師先生が来日したのが一週間前で、そのときはほとんど意思の疎通なんか不可能だった。
これはかなわんなーとおもってとりあえずポルトガル語会話の本を買ってきたんだけどさ。今日は牧師先生とほとんど日本語で済ませちゃった──あちらが。
だからどうしたと言われると困るけど、ま、自慢話と雑談。
鈴木輝一郎 by chromeBook 720
2016年度鈴木輝一郎小説講座受講生プロデビュー実績発表の動画でござる
やっとこさ2016年度の鈴木輝一郎小説講座受講生プロデビュー実績発表の動画をまとめたでござる。
自分でもときどき信じられなくなるが、これ、1年間の実績なんでござるよ。
もともと「新人賞を受賞してプロデビューする小説の書き方」に的をしぼった講座で、「書いたら必ず新人賞に出す」って方針だったんで、デビュー率はかなり高いほうではあったんですけど、ネット動画配信・音声ファイル配信、ネット生中継もあるよ、っていう現在の態勢が整ってたのが2014年だったかな? そこからがかなりのハイペース。
毎年、年間実績をまとめるたびに感じることは2つ。
1)新人賞の受賞は、一般に思われているほど難しいものじゃない。意外と簡単にとれる。
2)この「受賞させます運」の何分の一かでも俺にまわって来ぬものか……いやほんと。
小説家・鈴木輝一郎小説講座の講座概要は↓
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全国屈指のプロデビュー率。鈴木輝一郎小説講座はいつでもどこでも学べます。
受講受付随時 電話受付 0120-670-877 担当・川島
鈴木輝一郎小説講座の2017年5月末
2017年6月1日の午前中の仕事。
5月27日の鈴木輝一郎小説講座の講義動画のチェック。
今回は音声状態がよくないようで「おかまが風邪ひいたような声になっています」という生徒からの指摘があったので、音声のチェック。おかま声かどうかはともかく、口とマイクのあいだに距離があって、すこしエコーがはいってる。
ゲストに川奈まり子さんに出ていただいたんだけど、こちらからの声がとても聞き取りにくいとのこと。あちらからの声はクリアに聴こえるので、これは技術的な問題がある。
出演と音声と照明と撮影をぜんぶ同時にひとりでやっていてモニターがいないから難儀ではある。ディレクターがひとり欲しいところなんだが。
受講生3人とのやりとりをチェック。
在籍者が50人を超えたあたりから作品講評は飛躍的にラクになった。
以前は「最後まで書きなさい」というのと、脱稿して舞い上がり「脱稿巨匠」になってる受講生に「応募者全員が書き上がっているんだよ」と言い聞かせることが中心だったんだけどね。
いまは配信画面に講評原稿の束のツカ(表紙などが見えないように、原稿の厚さだけをみせる)を写すようにしてる。
まあ、毎回、何人もの人間が何千枚も脱稿しているのを画面で目の当たりにすれば「脱稿だけ巨匠」は言い聞かせる必要はなくなる。
鈴木輝一郎小説講座は在宅受講・受講料格安なせいか、執筆環境が過酷な生徒が受講生がすくなくない。
申告を受けているだけでも生活保護・障害者年金の受給者4人、障害者手帳の給付を受けているひと11人。
ハングリーさと文才はあまり関係がないけれど、ハングリーさがあると尻を叩かなくても最後まで書く。
とはいえ、やはり「書けません。どうしたらいいでしょうか」という相談メールは毎日のように届く。
今朝はその処理を何本か。
歴史時代作家クラブ賞で上京するんだが、その段取り。
7月中旬に新刊『桶狭間の四人』(毎日新聞出版)が刊行されるので、それにともなうキャンペーンの準備。
『長篠の四人』まではアウトラインプロセッサに突っ込んでいたto doリストをExcelに移す準備。OSのバージョンアップでソフトが使えなくなると厄介。wordとExcelだけはOSがバージョンアップしても大丈夫だからね。
新刊書店まわりの際に書店さんにくばるノベルティの段取り。
ノベルティの必要数をはじきだすのと、ノベルティに貼り付ける新刊表紙の版下づくり。これがいちばん手間がかかった。
受講生から提出された講評原稿がかなり溜まっているので、そちらに目を通さなきゃ。
ちなみに鈴木輝一郎小説講座、2017年5月31日時点での在籍者は119人。2010年4月に8人からスタートした。よく続いているもんだ。
午後からは外にでて自分の原稿に専念。
どんなに忙しくても睡眠時間と自分の原稿の執筆時間は確保するでござる。